・・・というタイトルですが、準備なくでかけても大丈夫です。
前日遅くまで調べたりして礼拝中は深い眠りに誘われるひともいます。
でも、「その場かぎりで聞いててもなんだかわからなくてモヤっとする」という性格の方もいますので、何をしたら役立ちそうか、をご案内します。
まず、来週はここを読みますよ、という聖書の場所を読みます。
読んでもわからない、日本語なのかこれ、、、な文章も多かったりしますが、読まないよりは読んでおいた方がいいのではないかとおもいます。手元に聖書がなければスマホのアプリで。
なかには、元のヘブライ語やギリシャ語ではなんと書いてあるのか・・・英語ではなんと書いてあるのか気になる方もいます。
訓練中の神学生はこのような勉強を繰り返ししています(・・・のはず)。
なお、牧師になった後もそのような確認をしているかはかなり個人差があります。
ちなみに、ネットにはいろいろな教会や牧師の過去の説教の記事とか、個人的な解説ブログなどもあったりしますが、それは先に読まない方がよいと思います。
「聖書の記述」→「自分で感じたこと」→その日与えられた「説教者の話」→「それを聞いて感じたり思ったこと」を踏まえた後で読むとさらに、「ほほう、そういう考え方とか説明の仕方もあるんだね」とプラスアルファ感が増します。
先に人の考え方を見すぎると、正解探してきな誤解、自分の感じ方なのか人の意見なのか混乱して迷子になることもあります。
そもそも「正解」はありません。
聖書は出来事も書かれたのも2000年近く前で、地理的にも遠く離れた特定の地域の人を対象とした資料を集めたものです。
「今日この今、私にとってのメッセージ」のノイズとならないよう、多種多様な意見は「後で」読むことをお勧めします。
つまり「予習不要」。でも大丈夫。どなたにもメッセージは届きます。
いっぽう、讃美歌は知らないと歌いにくい。楽譜が読める人でも、その下の歌詞が1番しかなくて、7番(節、とよんでいますが)までは楽譜の外に出している文章を目でチラ見しながら歌うというかなり難易度の高いことをします。
メロディーがわかっていれば歌詞だけ追えばいいので楽です。
たとえば「きよしこのよる」をみなさんは歌えるでしょう。讃美歌のひとつです。
2番3番の歌詞も知っていますか?知らなくても歌詞を読めば歌えますね。曲を知っているので。
ということで、メロディを知るサイトがあります。こちら。
Youtube でも合唱動画などが掲載されていますので番号や曲名が同じか確認の上聞きましょう。
なお、同じ曲名、同じメロディーでも歌詞が違うときがあります。
ご高齢の方は古い歌詞のほうになじみがあり、若い人はその逆。 でもどちらも味わいがあります。
来週はこの曲とこの曲、何番と何番というお知らせがあったらみておくとよいでしょう。
教会によって「定番」「皆のお気に入り」があるところも、手話も合わせて歌ったりする教会も。
自分たちで作詞作曲をする位人たちもいます。「これもさんびかネットワーク」(通称 これさん)
歌わなくても口パクでも、最後のアーメンだけ唱和する人も、ハモリが上手な人も、多少音が外れても、どれもOKです。
最初は礼拝に参加した時に「ここ」と示されているところを読むだけなのですが、だんだんと前後関係、他の箇所との関連性があるらしい・・と気づくと、そもそもなんなのだ!背景とか意味をもっと知りたい・・と思うことがあります。
これはクリスチャンかどうか、なりたいかどうかに関係ありません。
(有名な大学の新学部の入学者が半数以上クリスチャンではない、といった状況もあります)
以下にいくつか学べるところを紹介します。
これ他にも有名なコース、東京以外の講座などいろいろあるのは知っているのですが、自分が実際に受講をしたり直接関わったことがあってお勧めできる学校やコースのみ紹介。
●日本聖書神学校 〜牧師になってもならなくても〜
日本基督教団やカンバーランド教会が認可している牧師養成校。JR目白駅から7-8分(走ると5分。ただし歩道は結構人がいる)。
単位申請して受講する人、担任申請なく聴講だけする人といます。
「正科生」になることも考えている人は単位も申請したほうがよいとおもいます。
入学した際に、それまで受講済みの科目は受けなくてよくなるので「後が楽」になります。というのは、この学校は関連の教育機関のうち唯一の夜間学校であり、「働きながら学ぶ」人が多いので、先に必須科目を減らしておくという計画をもって通っている人もいるからです。
学生でなくても教会の信徒さんたちは図書館が使えたりして勉強するのにおすすめの場所です(年 2000円)
学校のホームページ、Facebook 、自治会(伝導部)のTwitter に情報あり。
現任牧師が参加できる「教職ゼミ」もあります。私(牧師)は2022年度は3つ(新約:菅原先生、旧約:金井先生、組織神学:本多先生)を受講しています。
【神学校に関心がある方へ】
・いつか神学校で学んでみたい方
・神学校に行くつもりは全くないけど、いつも個人・教会として献金で支えているから、どんなところだか一度見てみたい・話を聞いてみたい そのような方には、オープンキャンパス的なイベントが年に何度かありますので、ぜひご参加ください。
2021年は会場とオンライン両方で開催しました。
遠方の方は寮に前泊・宿泊可能です。すぐ近くにスーパー、ドラッグストア、コンビニなどもあり便利です。
住所は町田市ですが、駅近くではなくて、小田急線「鶴川駅」からバス。
バス停から坂や階段を登るか、体力に自信がない・方向音痴の場合は鶴川駅からタクシー(2300円くらい)がお勧め。
または自家用車(駐車スペースはとても広い)。
ここ数年開講されている集中講座受講(戒能先生)オンライン集中講座(大倉先生)などは、学報などに掲載されますが、いつ頃開催するのか教えて欲しいとメールをしておくとよいでしょう。
●上智大学
四ツ谷駅前の上智大学はカトリックの大学で、神学部もあります。夏に社会人対象の公開神学講座を開催しています。
これは文部科学省の教員免許の単位を取得できる講座でもあり、「宗教科」の中学・高校の免許取得希望の人が毎年受講されています。それ以外の目的でも学べます。
東京(夏)と大阪(秋)で開催されています。
牧師(堀)は2019年から受講中。
なお、教員免許取得のための単位を早く取得したい人は、佛教大学の通信教育を併用しています。
以前は東急東横線の駅から歩いたところにありましたが、今は移転。CD対応講座もありましたが、コロナの影響でオンライン配信(Vimeo)が始まり、結果的により多くの人がアクセスしやすくなりました。
学生は割引があります!
今年度は以前、神学校でもお世話になった田中先生の「パウロの生涯」や、昨年のヨハネに引き続き、大貫先生の「原始キリスト教の「贖罪信仰」の起源と変容」などを受講します。
JR信濃町歩いて10秒、創価学会のインフォメーションセンター左隣にあるカトリック系の団体。
オンサイト(会場)とオンライン(配信)のハイブリッド講座もあるので、遠方でも便利。配信のみでオンデマンドはなし。
PayPayで支払うので事前に手続きが必要。
学生は聴講無料。受講生はカトリックの方がほとんど。
私が受講を続けている聖書総合講座のほか、映画や文学、美術系の講座、時事ネタを扱う講座もあります。
池袋にあるマニアックな博物館ですが、ここでキリスト教関係の学びを深めることのできる講座が複数公開されています。
こちらの 自由学校 がおすすめです。
今年度始めて受講するのですが、「旧約聖書物語における女性たち」などを申し込んでみました。
●山の学校
京都にある寺子屋的な学びの場。
オンラインが始まったので遠方からも受講できます。
この学校のおすすめはいろいろあるのですが、キリスト教を学ぶ人たちにとっては、ラテン語、古典ギリシャ語を学べるのと、古典文献をグループで読み進めることができるのも嬉しい。
私は日程の関係でまだ参加できていないのですが、近い将来受講せねばと思っています。
神学校校時代にラテン語の授業が休講だったので・・・
学校のTwitter だけでなく、ラテン語の格言が流れてくる山下先生のTwitterもおすすめです。
●上手に歌えるようになりたい
小学校や中学校の時の合唱指導内容(音楽の先生が教えてくれた)を思い出す、地域の合唱団に入って理屈と発生法を学ぶ
個人でボイス(ボーカル)トレーニングを受ける
Youtubeなどで公開されているトレーニング動画をみて練習する
●曲や歌詞の背景、いつ歌うのか、どんな位置付けかなどを学びたい
コーラスカンパニーという団体のオンラインセミナーがお勧めです。
ドイツの大学で教えている日本人の先生のライブ講義を聞けたりします。
受講者は何度でも聞けるオンデマンド配信も活用できます。
●日本讃美歌学会に入会する
入会には2名の会員の推薦が必要です(難しくないです。協力可能なのでご連絡ください)
教会音楽の実務を学ぶ場所はあまりないのですが、日本聖書神学校(目白)ではこの学会のリーダーでもある荒瀬牧彦先生と高浪晋一先生に「教会音楽」を指導していただくという豪華な時間があります。
最終的に自分で作詞作曲し、レポート提出の代わりに演奏して歌う動画を提出する授業です。
高浪先生は『讃美歌21』にも作詞・作曲された曲が複数掲載されています。コロナの影響で対面で練習ができなかったときに、動画も公開してくださいました。
●上智大学 キリスト教文化研究所
●立教大学 キリスト教教育研究所
●明治学院大学 キリスト教研究所
●国際基督教大学 キリスト教と文化研究所
他にもありそう。このカラムは「書きかけ」です。 2024-10-05